kiritozhang
カーボンホイールの開発の初期には、2つの焦点がありました。空気抵抗を減るための深いホイールと軽量化ための浅いホイールです。 当時の技術により、深いホイールと浅いイールの重量差は非常に大きかったので、平地では深いホイールを、丘陵地では浅いホイールを選ぶ傾向がありました。
私見ですが、リムが30mm以下のホイールは、浅いクライミングホイールと見なすことができます。 たとえば、Campagnoloハイペロン、Fulcrum Racing Light XLR、Shimano Dura Ace C24などです。

時代のペースに合わせて、Campagnolo Bora 35、Fulcrum Racing Speed 35、Shimano Dura Ace C35など、ほとんどのブランドがミディアムプロファイルのホイールセットを2013年にリリースしました。 ミディアムプロファイルのホイールは、技術の開発により浅いホイールに近い重量を持っていますが、空気力学が優れているため、平地と丘陵地の両方に最適です。
ミディアムプロファイルのホイールは、最初にリリースされたときすぐに市場の大部分を占めていました。 その結果、以前はそれほど人気がなかった浅いホイールの売上高はさらに一歩下がった。 KOMを狙った人だけが、まだ浅いホイールセットを使っていました。
結果として、ほとんどのブランドは浅いカーボンホイールの生産をやめました。 Campagnolo Hyperon Ultra 2およびFulcrum Racing Light XLRの進化は、AC3の太いリムが登場する前に停止され、Shimano Dura Ace C24 TUもDura Ace 9000シリーズには出現出来なかった。

このように、2017年にFulcrumはR0カーボンを浅いホイールの後継としてリリースしました。私が購入したホイールセットは、第2世代のR0カーボンでした。

2019年Windシリーズをリリースする前に,Fulcrumが3つの異なる深さがありました:30mm R0カーボンと40 / 55mmスピードシリーズで、Campagnolo Bora 35/50とは少し異なります。

R0カーボンの2つの世代の違いは、AC3のあるブレーキ面です。 AC3技術は、ウェットでのブレーキパワーを向上させることができます。 ただし、溝が非常に浅いため、長時間の使用でブレーキが滑らかになり、ブレーキ力が低下します。 乾いた状態ではブレーキパワーはあんまり向上しません。 が、3kカーボンブのレーキ面自体の樹脂は研磨されており、充分粗いため、Campyの赤いパッドを使用すると、優れたブレーキパワーを出すことができます。

FulcrumはCampagnoloの子会社であり、ブレーキ面とパッドが同じテクノロジーを共有しています。

R0カーボンは、その名前がFulcrum Racing Zeroのカーボンリムバージョンです。 ハブとスポークはまったく同じで、2:1パターン、特大フランジ、超硬いアルミスポークです。

これでフリーハブは、通常のアルミ合金よりも硬い白い酸化アルミニウムにアップデートされました。 ただし、わずかなバイトマークは避けられず、カセットを外せば問題ありません。 私は自分のFulcrum Racing Speed 35をオリジナルのスチール製フリーハブと交換し、ちょっと重くなりました。

頑丈なアルミスポークは、人々に一目でR0シリーズを認識させます。 ただし、ALUスポークには独自の利点と欠点があります。 前輪には16本のスポークがあり、後輪には2:1パターンの21個のスポークがありますが、Fulcrumは各ニップルにスレッドロックを追加しているため、ホイール振れ取りが困難になります。 アルミスポークを簡単に壊すことができます。 Fulcrum R0やCampagnolo Shamalの調整スキルがあり、喜んでそれを調整する自転車店は多くありません。

ホイール振れ取り台でR0カーボンをテストし、テンションメーターを使用しました。 ホイールのたわみは0.2mm未満でしたが、後輪の張力は均一ではありませんでした。 アルミスポークなので、実際のテンションを計算するための換算表がありません。

リムの外輪面には穴はありませんが、Fulcrumの公式サイトはチューブレスには適していないと主張しています。 リムベッドには穴がないから、チューブレスで装着しても大丈夫と主張する自転車店を信じないでください。 チューブレスをR0カーボンに取り付けた場合、予期しない問題が発生する可能性があります。特に、この浅いリム+アルミスポークの異常なコンボです。
チューブレスで装着できるFulcrumホイールはR0カーボンディスクとWindシリーズのみですが、通常のR0およびR3アルミホイールは装着できません。 (翻訳者注:現在Fulcrumはすべてのディスクブレーキホイールと2ウェイフィット仕様のホイールをチューブレスで装着できるようになりました)

きしみ音を避けるために、バルブロックリング用の小さなステージとステージの下にプラスチック製のスペーサーがあります。 リムの高さは30mm、外幅24.5mm、内幅17mmです。 Fulcrumは、このホイールセットに25mm〜50mmのタイヤを推奨しています。 ただし、リムブレーキバイクに30mmを超えるタイヤを取り付けることは難しく、17mmの内幅リムに23cタイヤを使用することはお勧めしません。 (翻訳者注:DA9010やeeブレーキなどのダイレクトマウントブレーキをリリースした後、フレームセットで許可されていれば、32㎜幅タイヤの使用は可能です。また、ETRTO 2020標準では17mm内幅のリムに23cタイヤを使用することもできます)

付属品には、ブレーキパッドとクイックリリーススキュアーがあり、約120g /ペアです。 少し重いですが、使いやすいです。

重量は、浅いカーボンホイールにとって非常に重要です。 私の信頼できるスケールでは、前輪が607g、後輪が767g、合計で1374gであることを示しています。 公式サイトは1340gと主張されています。
たとえば、Roval CLX32は、その主要な競争相手の1つとして、重量は1280gと主張されています。 それにRoval CLX32は、チューブレスの使用が可能であり、リムの幅と深さもさらに広く深い。 R0カーボンの重量は、Roval CLX50の重量と同等であり、理想的ではありません。
が、R0カーボンの価格は決して低くはありません。 希望小売価格は1911ユーロです。
ロードバイクにインストール後の効果

効果はかなり目立たない、と言いうが地味です。 浅いカーボンホイールとチューブが細いフレーム組み合わせの方が効果的に調和をとれると思います。 私は個人的にR0カーボンの塗装が好きです。それは十分に単純ですが、それほど退屈ではありません。 Zipp、Enve、Farsportsの塗装はロゴのみであり、私の考えではシンプルすぎます。
乗り心地

Fulcrum R0 Carbonは価格が高くて、重量はちょっと重く、その上にもしパフォーマンスがそれほど良くなければ、残念ですが。
正直なところ、パフォーマンスは充分優秀です。
最初ペタンクを踏だ時に強い加速感がしました。坂を上る時だけでなく、平地でこのホイールのもレスポンスが速い。 R0カーボンは、坂が緩やかとか激しいとか関係なく、ケイデンスとパワーを維持できる限り、常に活発な騎乗感を与えてくれます。私の友人の発言の1つとして、とても活気があり、ホイールが空気で出来ているみたいな感じがしました。そんなに誇張ではないですが、私は実際にはR0カーボンのチューブラーバージョンが欲しい、それはより軽量で、より軽い騎乗感がするでしょう、実際チューブラーバージョンがないけど。Campagnolo Hyperonの生産を中止したのは残念です。
平地のパフォーマンスは、Campagnolo Bora 35と似ていです。空気抵抗の70%は体によるものから、リムの高さ5mmの差があっても、空気抵抗の違いはそんなに大きではありません。時速40kmで集団中にいる場合、パワーは100Wを少し超えるだけで充分ですが、一人で走る場合、38 km/h以上のスピードを出すのは少しきついと感じました。したがって、私はこのホイールセットをどんなルート使えるオールラウンダーとして使用しましたが、スピードが45 km/hを超えるクリテリウムレースには向いていません。
R0のアルミスポークにより、通常のスチールスポークホイールに比べてより硬いな感じになります。ただし、Merida Sculturaの振動吸収機能は優秀であり、Continental GP5000或いはVeloflex とTubolitoの組み合わせを試してみましたら、長時間で乗るのもそんなにきついではないと思います。

概要
このホイールは、性能はよく、乗り心地いい以外長所はあんまりないですか、必要なものを本当に知っている人だけがこのホイールセットを購入することをお勧めします。
長所:加速が速い、高剛性、優れたブレーキ性能。
短所:メンテナンスが難しい、性能価格比が高くない、快適性もそんなに高くない、チューブレス使用できない、重量がちょっと重い。